Claude Codeに日本語で要件を伝え、業務で実際に使えるアプリを作ります。Session 4のPDF比較ツールに向けた準備運動です。
AppForgeには、AI駆動開発で作られた30種類の業務効率化アプリが掲載されています。PDF比較、CSV可視化、議事録整形、見積書生成、テキスト差分チェック ── どれもClaude Codeへの指示から生まれたものです。
このSessionではAppForgeに載っているようなミニアプリを、自分の手で1つ作ってみます。
点検項目の一覧表示、チェック、進捗率の可視化。紙の確認業務をデジタル化するアプリです。
2つのテキストの差分を色分け表示。仕様書の変更確認に使えます。Session 4のPDF比較と発想が同じです。
箇条書きのメモからAIが日報を自動生成。報告書フォーマットに沿った文章をワンクリックで作成します。
パスワードの強度を視覚化し、安全なパスワードの生成も行えるセキュリティツールです。
アプリごとにフォルダを分けて管理します。ターミナルで以下を実行してください。
VSCodeの「ファイル」メニューから「フォルダーを開く」で、今作った checklist フォルダを選択してください。
業務に近いアプリとして、設備点検チェックリストを開発します。「誰が」「何のために」「どんな機能を」使うのかを整理してから、Claude Codeに渡すのがポイントです。
claude を実行してClaude Codeを起動するClaude Codeがファイルを作成・編集する際に「Allow(許可)」と表示されます。研修中は許可して進めてください。Y キーを押すか、「Yes」を選択すればOKです。
長いプロンプトを入力するときは、Shift + Enter で改行しながら整形してください。Enter だけを押すとその時点で送信されます。プロンプトの構成を「背景 → 要件 → 制約」の順に書くと、意図が伝わりやすくなります。
Claude Codeがファイルを生成したら、左のファイルツリーに新しいHTMLファイルが表示されます。右クリック→「エクスプローラーで表示」→ダブルクリックでブラウザ表示してください。
ブラウザに5つの点検項目が表示され、進捗率が「0/5(0%)」と表示されていれば成功です。
3つの項目にチェックを入れて、進捗率が「3/5(60%)」に変わることを確認してください。チェックした項目に打ち消し線が入り、項目を追加できれば、基本機能は動いています。
以下のプロンプトを1つずつClaude Codeに入力してください。各指示の後にブラウザをリロード(F5)して動作を確認します。
各項目の右に「削除」ボタンが表示されていれば成功です。ボタンを押すと確認ダイアログが出て、OKを押すと項目が消えることを確認してください。
いくつかの項目にチェックを入れた状態でF5(リロード)してください。リロード後もチェック状態が保持されていれば成功です。
localStorageはブラウザ内にデータを保存する便利な仕組みですが、暗号化されていません。同じPCの別のユーザーや、ブラウザの開発者ツールから中身を簡単に閲覧できます。研修のチェックリストなら問題ありませんが、実業務で使う場合、顧客情報やパスワードなどの機密データをlocalStorageに保存するのは避けてください。機密データを扱うアプリでは、サーバー側での暗号化保存を検討する必要があります。
「さっきの変更を戻して、もう一度やり直してください」と伝えればOKです。Claude Codeは会話のコンテキスト(文脈)を覚えています。
ブラウザやターミナルにエラーが出たら、メッセージをそのままコピーしてClaude Codeに渡してください。「エラーが出ました」だけでは原因を特定できません。エラー文を見せればClaude Codeが修正コードを出してくれます。
やり取りが長くなって混乱してきたら /clear と入力してください。会話履歴がリセットされ、まっさらな状態から指示を出せます。Claude Codeの応答が的外れになり始めたときに有効です。
Claude Codeが意図と違うコードを書き始めたら、Esc キーで途中停止できます。止めてから「そうではなく、こうしてください」と軌道修正するほうが、完了まで待つより効率的です。
Claude Codeがファイルを作成・編集すると、VSCodeの左サイドバーにあるファイルツリーにリアルタイムで反映されます。どんなファイルが生まれたか、どのファイルが変わったかを確認する習慣をつけてください。
Claude Codeは直近の会話を「コンテキスト」として保持しています。最初に伝えた要件や、途中で出した追加指示を踏まえて次の回答を生成するため、「さっきの」「先ほどの」といった指示代名詞が通じます。
ただし、コンテキストには上限があります。やり取りが何十往復にもなるとClaude Codeが古い指示を忘れ始め、意図と違う修正をすることがあります。そのタイミングが /clear の出番です。リセット後は必要な前提を改めて伝え直してください。
要件整理
指示
確認
改善
「いい感じにして」より「背景を白、文字を黒、ボタンを青にして」のほうが意図通りの結果になります。色、サイズ、位置を明示してください。
機能追加は1つずつ。一度に5個頼むと、どれかがうまくいかなかったときに原因が分かりにくくなります。
指示を出したら必ずブラウザをリロード(F5キー)して動作を確認してください。確認なしに次の指示を出すと、問題が積み重なります。
ハンズオン中に使う頻度が高い操作をまとめます。
メッセージを確定して送信します。長いプロンプトを途中で送ってしまわないよう注意してください。
送信せずに改行します。要件を箇条書きで整理するときに使います。
コンテキストを初期化します。やり取りが混乱したときや、新しいタスクに切り替えるときに使います。
Claude Codeがコードを書いている途中で止められます。方向性が違うと気づいたら即座に中断してください。
ここで覚えた「要件整理→指示→確認→改善」のサイクルを、次のPDF文書比較ツールでも使います。HTMLファイル1つのアプリから、サーバーを使った本格アプリへステップアップします。
時間が余った方は、新しいフォルダを作って別のアプリに挑戦してみてください。