生成AIを業務で活用していく上で、リテラシーを体系的に証明できる資格をご紹介します。まずは「生成AIパスポート」の取得がおすすめです。その先のキャリア方向に合った資格も確認しましょう。
本日の研修で体験した通り、生成AIは「使い方を知っている人」と「知らない人」の間で成果に大きな差が出ます。その「使い方を知っている」ことを客観的に証明する手段が資格です。
生成AI関連の資格は数多くありますが、最初の一歩としておすすめしたいのが「生成AIパスポート」です。
一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が実施する、生成AIに関するリテラシーを問う検定試験です。AIを日常業務に活かすための最初の一歩として位置づけられています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題範囲 | AIの基礎知識、生成AIの仕組み、プロンプト設計の基本、倫理・法的リスク、ビジネス活用 |
| 試験形式 | オンライン / 多肢選択式 / 60問 / 60分 |
| 難易度 | 初級(IT未経験者でも合格可能) |
| 受験費用 | 11,000円(税込) |
| 合格基準 | 正答率70%以上 |
今日体験した「プロンプト設計」「AI駆動開発」「APIの仕組み」は、生成AIパスポートの出題範囲と重なる部分が多くあります。研修の知識が新鮮なうちに受験していただくと、効率よく合格を目指せます。資格の取得を強制するものではございませんが、ぜひご検討ください。
生成AIパスポートを取得済みの方、あるいは取得後に「次は何を目指すか」を考えたい方のために、7つの方向性と15の資格を俯瞰してご紹介します。
生成AIパスポートと最も地続きの領域です。G検定は「AIの全体像を体系的に語れるようになる」資格で、ビジネス職や管理職の方に向いています。
| # | 資格名 | 主催 | 概要 | 難易度 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | G検定 | JDLA | ディープラーニングを事業に活かす知識。累計受験者13万人超 | 中級 | 13,200円 |
| 2 | 全統AI | 全統AI実行委 | 生成AIのビジネス活用力を測る全国統一試験 | 初~中 | 無料~低額 |
| 3 | AI検定 | サーティファイ | AI基礎知識~ビジネス活用。50分30問リモートWebテスト | 初級 | 4,400円 |
| 4 | ITパスポート | IPA | IT全般の国家試験。2021年からAI分野を大幅強化 | 初級 | 7,500円 |
生成AIパスポートの知識を「実務で使える形」に昇華する方向です。本日の研修で体験したプロンプト設計のスキルを、資格として証明できます。
| # | 資格名 | 主催 | 概要 | 難易度 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5 | PEP検定 | プロンプトエンジニア協会 | プロンプト設計の体系的知識と実践スキルを認定 | 中級 | 11,000円 |
| 6 | JDLA Generative AI Test | JDLA | 生成AIの理解度を測る20分ミニテスト。G検定への足がかり | 初級 | 2,200円 |
AIが出す数値の妥当性をご自身で判断できるようになる方向です。統計検定2級はAI関連資格の中でも数理的な強度が頭一つ抜けており、データを扱う部門の方には特に有効です。
| # | 資格名 | 主催 | 概要 | 難易度 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 7 | DS検定 | データサイエンティスト協会 | ビジネス力・DS力・DE力の3軸。リテラシーレベルだが骨太 | 中級 | 10,000円 |
| 8 | 統計検定2級 | 統計質保証推進協会 | 大学基礎レベルの統計学。仮説検定・回帰分析・確率分布 | 中級 | 7,000円 |
エンジニア職やR&D部門の方が対象です。E資格は認定プログラム修了が必須のため学習コストは高くなりますが、AI開発人材としての市場価値は大きく上がります。
| # | 資格名 | 主催 | 概要 | 難易度 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 9 | E資格 | JDLA | DL理論の理解と実装能力を認定。認定プログラム修了が受験要件 | 上級 | 33,000円 |
| 10 | AI実装検定 A級 | AI実装検定実行委 | NN基礎構造の理解とPython実装力。E資格の手前のステップ | 中級 | 14,850円 |
自社でAWS/Azureを使っている場合、そのまま業務に直結します。どちらもFundamentalsレベルですので、開発経験がなくても合格圏に入ることができます。グローバルで通用する認定です。
| # | 資格名 | 主催 | 概要 | 難易度 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11 | AWS Certified AI Practitioner | AWS | 2024年新設。AI・ML・生成AIの基本とAWSサービス活用 | 初~中 | 16,500円 |
| 12 | Azure AI Fundamentals (AI-900) | Microsoft | Azure上のAI・MLサービス基礎。無料バウチャーの機会あり | 初級 | 13,200円 |
生成AIを業務で使う以上、情報漏えいや不正利用のリスクは避けて通れません。AI活用を推進する立場の方が「守り」の基盤を持つ意味は大きいと考えます。
本日の研修で体験した通り、AIで便利なツールを短時間で作れるようになりました。一方で、作ったツールが社外秘データを外部APIに送信していたり、アクセス制御が甘い状態で社内展開されたりすれば、情報漏えいの原因になります。AI活用の「攻め」と「守り」は両輪です。ツールを作る側にセキュリティの素養があれば、IT部門との連携もスムーズに進みます。
| # | 資格名 | 主催 | 概要 | 難易度 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 13 | 情報セキュリティマネジメント試験 | IPA | ユーザー企業の情報管理担当者向け国家試験。CBT通年受験可 | 中級 | 7,500円 |
本日の研修ではClaude Codeを使ってアプリを開発しました。コードを読み書きするスキルを正式に証明したい方向けの資格です。GitHub Copilot認定は2024年に新設された資格で、AIを開発ワークフローに組み込むスキルの証明として注目されています。
| # | 資格名 | 主催 | 概要 | 難易度 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 14 | Python 3 エンジニア認定試験 | Pythonエンジニア育成推進協会 | Python文法・ライブラリ知識を3段階で認定 | 初~中 | 各11,000円 |
| 15 | GitHub認定資格 | GitHub, Inc. | Foundations / Actions / Security / Admin / Copilotの5種 | 初~中 | 各$99 |
キャリア志向に合わせて、生成AIパスポートの次に目指す資格を3パターンでご案内します。
どのパターンを選ぶにしても、生成AIパスポートが出発点です。本日の研修内容と出題範囲が重なっているため、記憶が新しいうちの受験が効率的です。各資格の公式サイトURLは次のセクションにまとめています。
| # | 資格名 | 公式サイト |
|---|---|---|
| 0 | 生成AIパスポート | guga.or.jp/outline |
| 1 | G検定 | jdla.org/certificate/general |
| 2 | 全統AI | zentou.ai |
| 3 | AI検定(サーティファイ) | sikaku.gr.jp/ai |
| 4 | ITパスポート | jitec.ipa.go.jp |
| 5 | PEP検定 | prompt.or.jp/pep |
| 6 | JDLA Generative AI Test | jdla.org/certificate/generativeai |
| 7 | DS検定 | datascientist.or.jp |
| 8 | 統計検定2級 | toukei-kentei.jp |
| 9 | E資格 | jdla.org/certificate/engineer |
| 10 | AI実装検定 A級 | kentei.ai |
| 11 | AWS Certified AI Practitioner | aws.amazon.com/certification |
| 12 | Azure AI Fundamentals | learn.microsoft.com |
| 13 | 情報セキュリティマネジメント試験 | ipa.go.jp/shiken |
| 14 | Python 3 エンジニア認定試験 | odyssey-com.co.jp |
| 15 | GitHub認定資格 | resources.github.com |
ここでご紹介する内容は、あくまで一般的な情報です。そのまま手順通りに実施すれば社内公開できる、という趣旨ではありません。実際の導入にあたっては、社内のIT部門やセキュリティポリシーとの調整が必要になります。「こういう選択肢がある」という見取り図としてお読みください。
研修で作成したアプリは、現時点では自分のPCだけで動いています。これを同僚にも使ってもらうには、大きく3つの段階があります。
今日の研修で作ったアプリは、まずは画面共有で同僚に見せるところから始めてみてください。「AI駆動開発でこんなものが作れる」と伝えるだけでも、チーム内のAI活用への関心を高めるきっかけになります。本格的な社内展開を検討する際は、IT部門と相談しながら進めていただければと思います。